初滑り・・・テレマーク初体験記 99.12.11
この冬の初滑りは、インターネットで知り合った山仲間の札幌のKaさん(「kamiiの trekking page 」の管理人)とKoさん(「北海道の山とスキー」の管理人)のお二人とニセコで合流して、その夜彼等の常宿に1泊の楽しいものであった。
前夜来の雨が冬型の気圧配置に伴い雪に変わり、吹雪き模様の中、比較的西風を躱しやすいヒラフスキー場を舞台にそれは始まった。
二人はテレマーカーである。1時間程アルペンスキーで付き合った後、テレマークスキー体験への初挑戦である。まず、彼等の履いているスターウォーズの映画に出てくるような凄い靴と幅広のスキーを借りて滑ってみる。私には、まったくアルペンスキーと変わらない感覚でいろいろなターンができてしまう。これでは、あの優雅なスタイルは安定感を導くために生まれたスタイルだそうで、それを取る必要がない。
そこで、Kaさんが私のためにわざわざ用意して来てくれた従来の細いスキーと足首までの浅い靴を履いてみる。私にとってはアルペンスキーとクロカンスキーのちょうど中間の感覚である。
いざ、滑り出してみると、クロカンスキーに比べてエッジが付いているのと重さもあり、靴がしっかりしているので、無理すれば、アルペン感覚で滑れないことはない。しかし、あの優雅なスタイルを体感すべく、彼等の真似をしたり、教えてもらったりするが、なかなか思うように行くものではない。
直ぐにアルペンのシュテムターンになってしまう。外スキーを前に出し、それでリードすることは可能なのだが、内足の使い方がそのシュテムターンとまったく違うのである。気が付けば、内スキーを引き寄せた後、それが外スキーの前に出てしまっている。外スキーと内スキーの荷重のバランス、両足の足裏の荷重点、内スキーの引き寄せ方などがアルペンのそれと違う点である。たまには、この感覚かな?と思うような瞬間はあるが、ほど遠いブ滑降である。
覚悟していたより転倒回数は少なかったが、それは、バランスを崩すとすぐにアルペン感覚に逃げてリカバリーしてしまうからである。「転ばないと上手くならない」・・・これは、どのスキーも同じである。逃げないでしっかりやらないと上手ならないのである。彼等の楽しそうな転倒はその勲章なのである。
珍しく汗を掻きながらこれらを体感した私にとって、リズミカルに谷スキーと山スキーを入れ替え、蝶のようにひらりひらり舞い降りる彼等の姿は神様に見えてしまった。
やはり、私にとって彼等と付き合う脱ゲレンデスキーは、山スキーの用具で登り、豪快な滑降を楽しむ方が自分に合っていることが実感できた楽しい遊び感覚の最初で最後のテレマーク体験であった。感謝!