| 登山 | 地点 | 下山 |
|
12:40
12:55
13:50 |
登山口(第1砂防ダム横)
第2砂防ダム下
頂 上 |
14:05
14:50
15:05 |
[1:10] | 所要時間 | [1:00] |
『ペルリ日本遠征記』の挿画「雪の峯からの函館遠望」の描画地点を庄司山ではとの仮説に立ち、その検証をHP上で展開している
東京のHさんに対し、私が、「庄司山ではないのでは?」との反論をメールで差し上げて以来のお付き合いによる「雪の峯探索」に関する2度目の庄司山登山である。
1度目は、今春の4月2日、昔の登山道と思われる所をねらって膝上までの残雪を漕ぎながらの単独登山であったが、今回は来函した当のHさんと、同じく興味を抱いている
函館のyuriさんを案内しての再訪登山である。
たまたま、タイミング良く、5日前に、私のHPにアップしてある最初の庄司山登山のコピーを間接的に読んでいたという「にんにく沢を守る会」の代表のK氏より、「今まで冬か春の残雪期しか登れなかった庄司山の夏道を、大和静観園前の道を真っ直ぐ詰めた第2砂防ダムの手前から整備しましたので、歩いてみて下さい。」といううれしい電話をいただいており、その日のうちに登山口まで下見していたのである。
午前中に、「雪の峯からの函館遠望」を描いたハイネの日記の内容とその山の様子、その当時、赤川から南茅部町の臼尻を結んでいた「臼尻山道」利用の可能性の線から、私が「雪の峯」の描画地点ではないかと思っている中野ダムの右手手前に聳える雁皮山手前の
633ピーク付近の林道を車で案内する。ガスと葉の繁った木々のせいで、特定に結び付く展望も得られないまま、午後から庄司山登山となった。
函館市と七飯町の境界になっている蒜沢川の七飯側の道を入り、大和静観園の前を通り、下見をしておいた道の様子から、
下の第1砂防ダム横の広場に車をおいて、第2砂防ダムまで林道を歩く。15分ほどで、
第2砂防ダム下の橋を渡り、「にんにく沢を守る会」代表のK氏の主張される「必要のなかった砂防ダム(全然、土砂がたまっていない?)」の様子を垣間見て、庄司山の麓をぐるっと西側へ回っている登山道へ取り付く。どうやら、その道は私が春に辿ったルートに続くらしい。
足元は予想以上にしっかりしていて、上に被った草などはきれいに刈り払われて歩きやすくなっている。途中クルマユリとヒオウギアヤメが目に付く。10分ほど西側へ回ると、やはり残雪期に辿ったルートに合流したが、そこまで林道跡と思って雪の上を歩いたにんにく沢の対岸の桔梗の高台から続いていたルートは全く笹と灌木に覆われ、微かにその面影を残すだけであり、とても夏には歩ける状態ではなかった。
そこからいよいよ前山までの急な北西斜面を大きくジグを切って登る道となる。足元は浮石が多く、ほとんど登山経験のない二人にそれを踏まないように注意して休み休み登る。高度を上げ、振り返るごとに函館の町並みと函館平野が眼下に広がってくる。二人は喜びの声を上げながら、カメラにその広がりを収めたり、Hさんはハイネの絵と比べながら眺めたりしている。この時期にしては、気温が低い状態であるが、結構汗がふき出てくる。残雪の春に登ったときは、結構広い道だと思っていたが、潅木や草が生い茂っており、刈り払われた人ひとり通るのがようやくの道幅である。
前山に着いたが、春の残雪時と違って、木々の葉や笹が繁って全然展望が無い。そこから、中野ダムを右手眼下に眺めながら、今度は頂上までの急な稜線を登る。その向こうに午前中に目指した雁皮山山塊がガスにその頂上を隠しながらも見えてくる。だんだん草丈が短くなって、まもなく頂上へ到着。

頂上もきれいに草が刈り払われていて、休めるようになっている。鳥居の下に春には雪の下で見えなかった青い屋根の小さな社と鉄製の大きな煙管と草鞋をぶら下げた傾いた建物もある。二人は春の私のHPの庄司山のページを読んでいるので、「坂口さんが踏んづけてから傾いているんでないの?」と言うが、私が踏んだのは社の青い屋根の方である。あれが雪の下だったわけであるから、少なくとも1m以上の積雪があったことになる。

眼下の函館の町や頭半分を低いガスに隠した函館山、函館港のようすを「雪の峯からの函館遠望」の絵と比べながら、Hさんは「港の食い込みの様子がやや深いかな? ということは中野ダムを挟んだ向こうの山からかな? 赤川からこの山に登るとすればかなり遠いし、山を一つ越えなくてはならないし、頂上の様子も狭くおよそ違う、馬でここまで登って来ることは不可能だし、・・・・」と自説としてきた庄司山説を変えざるを得ない様子で、自分で実際登り目で確かめてそれらを納得した様子である。
私も、多分あの辺りではないかと思っている中野ダムの向こうの雁皮山塊の岩場を抱えた緩やかなな633 ピークを写真に収める(3)。
15分ほど休んだころ、雨がぱらついてきたので、
下山することにする。登山のほとんど未経験の二人も下りは楽そうで快調に下る。しかし、下に着いたら、結構足にきているとのことである。下山後、3人でレストランでケーキとコーヒーで1時間ほどいろいろお喋りしたのち別れる。