6:40 桜野温泉・熊嶺荘発
6:45 除雪最終地点
| 登山 | 地 点 | 下山 |
6:50
8:00
9:55
11:00
11:35 |
除雪ゲート
桜野5号橋
c630付近平坦地
頂上直下コル
頂 上 |
14:40
13:55
12:45
12:10
11:50 |
| [4:45] | 所要時間 | [2:50] |
15:00 桜野温泉・熊嶺荘(入浴)
17:45 帰宅
|
この山は、八雲町の野田追川の源流部、中央分水嶺から東に派生する尾根の上に聳える900m超峰である。一
昨夏に、このたびもご一緒したSaさんと二人で野田追川支流の中二股川北面沢から登頂済みであるが、季節とルートを変えての再挑戦が楽しみで、昨日のせたな町の毛無山に引き続き、正月山行第2弾として参加した。
昨日の山で膝の故障を悪化させた
「地図がガイドの山歩き」チームのチロロ2さんと怪我の温泉治療目的のチロロ3さんの女性メンバーを泊まった桜野温泉・熊嶺荘に残し、saijoさん、Ko玉さん、Saさん、私の4人で暗い内に宿を出て、桜野牧場の奥に続く道道573号線を5分ほど走る。
○取り付きは苦労したが、ほかは淡々と山スキーで
除雪最終地点は予想していた小鉾岳登山口への分岐ゲートではなく、その700mほど手前であった。
雪が多いので、予備のカンジキやスノーシューをリュックに括り付けて、山スキーで出発。まだ夜明け前ではあるが、曇り空の下に目指す頂上が見えているのがうれしい(1)。
林道兼用の道々573号線を3kmちょっと進むと桜野5号橋が架かる。そこが地図上の標高点203地点で、橋を渡ったすぐ右側から頂上へ続いている尾根に取り付く。取り付き部分からしばらくは、細く急な尾根でスキーを着けたまま突破するのに苦労したが、まもなく、広い尾根に乗る。
木々の間を縫いながら淡々と登っていく。スキーは埋まらないので効率が良い(2)。しかし、滑る下りるとなると結構苦労しそうな感じである。
c350〜450の間は、トドマツの人工林で覆われていて、その作業道らしいところも通過する(3)。途中で突然足元から切れ落ちる人工的な崖の上に出る。覗き込んでみたら、そこは、どこから続いているか分からない林道の終点であった。人工林を抜けると右手に小鉾岳や桜野牧場が見えてくるが、天候が徐々に下り坂で、周りの山々がだんだん見えなくなってくるのが残念。
c550を越えると、広く緩やかな尾根となる。
c600〜630付近はほぼ平坦な地形で、正面に目指す頂上が見えてくる(4)。ここで少し休憩後、頂上の手前に横たわる尾根にその左側の端から乗る。
南から頂上下まで突き上げている沢地形のために、方向を北に変えるその尾根はブナの疎林帯で気持ちよく登ることができた。(5)。
○頂上直下コルから一転して厳しい様相となる
再び方向を西に変えて、急な尾根を登り、頂上手前のc800ポコに乗ると、
コルを挟んで900mらしい雪山の厳しさを呈している頂上が見える(6)。
そこからコルまでの細い尾根を下らなければならないし、その先の頂上斜面は、非常に急で、スキーでは登りも下りも苦労しそうなので、c800ポコの横にスキーをデポし、コルまでつぼ足で下りて、カンジキやスノーシューを着ける。
saijoさんはスノーシュー初体験である。慣れない足で急な登りに取り付く(7)。だんだん斜度を増して、雪も深くなり、一歩一歩が苦労するようになる。
下から頂上稜線を見上げると雪庇が張り出している。雪庇の下に出ないことを祈って登っていく。ところが、もうすぐ頂上まで距離にしてわずか50mほどしか残っていない地点で、saijoさんがガス欠状態に陥る。彼がエネルギー補給をしている間に我々は頂上を目指す。
やがて、両側に雪庇を張り出した稜線に繋がる尾根の先が頂上で雪庇の下に出る心配はなかった。しかし、
右側の雪庇が、この時期にしては珍しいほどの厚さに発達していて、それが崩れ落ちて雪崩れたところもあるのには驚きである。この時期にこれだけの雪庇が発達するということは、北西の風がかなり強いということである(8)。
5時間弱で強烈な北西風の吹き付ける頂上へ立つ。一昨年の夏に沢から登って、西側から越えてきた稜線にはずっと雪庇が発達していて、同じ山とは思えない厳しさを呈していた(9)。周りの眺望はまったく見えないのが残念。
風を避けて、少し下った雪庇の下で頂上ビールを口にして腹ごしらえ後、15分ほどで下山開始。
○やはり手こずったスキーでの下山
スキーをデポしておいたc800ピークまでは、あっさり下る。しかし、木々の間を潜ってのスキーでの下山は辛いものがある。最年長のSaさんは2日連続のハードな登山で疲れが激しいらしく、スキーを操作する脚力がもう残っていないようで、普段はスキーが上手なSaさんの面影がまったくない。
心配して下で待つより、後ろに着いた方がこちらも安心なので、Ko玉さんとsaijoさんに先に下りてもらい、私が後ろに着く。滑りを楽しめるような斜面はまったくなく、Saさんのペースに合わせてゆっくりゆっくり下る。
途中から左手に小鉾岳とそのバックに連なる砂蘭部岳〜横山が(10)、さらには、その下に広がる桜野牧場が微かに見える(11)。
登りの取り付きで苦労した細い尾根の上まで下ると、先の二人が待っていてくれた。その眼下には林道が見える。そこから来た尾根をパスして、つぼ足で急斜面を下って林道に出た。
林道は登り返しも数ヶ所あるので、ほかのメンバーはシールを外さなかったが、私はシールを外して、クロカンスキーのトレーニングのつもりでクラシカル走法で先を進ませてもらう。ほかのメンバーより10分ほど先にゴール。湯治モードの女性メンバーの待つ熊嶺荘に戻り、早速温泉に浸かる。疲れが抜けていくような快感が堪らない。宿の前で解散して帰路に就く。