6:00 函館発
10:00 神仙沼・長沼巡り
12:00 五色温泉
| 登山 | 地点 | 下山 |
12:10
12:40
13:15 |
登山口
分岐
頂上 |
14:25
14:05
13:30 |
| [1:05] | 所要時間 | [0:55] |
14:30 五色温泉(入浴)
16:00 倶知安駅
20:00 帰宅 |
この山は、ニセコ連峰の中でもっとも若い火山で、まだ殺伐とした活火山の様相を呈している山である。山名の由来はアイヌ語で「イワウ・ヌプリ(硫黄の山)」である。火山岩と火山礫に覆われた山容、頂上の馬蹄型のクレーターや山麓のお花畑と五色温泉郷が魅力の山で、初心者には結構登頂の満足感を味わえる山ある。これまで、2回登っているが、詳しい記録も記憶もなく、HPの再アップにもちょうどいい機会であった。
今回は、夏休みを利用して北海道旅行に来た知人の女性Naさんに、「ニセコのどこか、初心者でも登れる山に案内して欲しい」と頼まれ、鼻の下をちょっと伸ばしてニセコまで走る。どういうわけかニセコ連峰の山々はほとんどガスに覆われていて、この山だけが見えていたので、この山にする。
まずは、ニセコといえば神仙沼である。その途中、大湯沼に立ち寄る。ガスの中、沼の向こう岸が見えない神仙沼と長沼を案内しながら登る山を探すが、どの山もガ

スの中である。半ば諦め気分で五色温泉近辺を案内しようとそちらへ向かうが、なぜかこの山の上空だけに青空が広がり、頂上まで見えていて、たくさんの人が登っている。

登山口から、
まずは、ニセコアンベツ川の新しい鉄橋を渡り(1)、ガンコウランやイソツツジなどの高山植物のお花畑の中の整備された遊歩道を登る。
急な階段の登り口には、ベンチとテーブルが設置された展望台のようなところである。そこから見下ろすと新装なった五色温泉と閉鎖されたJRニセコ山の家が見下ろせる(2)。
その上からまずは石の階段、続いてよくある丸太の階段である。かなり急な登りで、段差も高く非常に登りづらい。やがて林の中へと入っていくと、階段の道は岩だらけの急登となってそのまましばらく続く。地図で見るとこの急な登りは噴火口跡を思わせる右側の縁を歩いているような感じである。

ようやく斜度が緩み、周りの高山植物を愛でながらののんびり歩きとなる。高山植物の花はほとんど終わっているが、
可愛いツツジ科のアカモノだけが今を盛りと咲いている(3)。
やがて、裸地が広がり、一休みしたくなるようなところへ出る(4)。目の前にはイワオヌプリの南斜面が見える。そこから再び林の中の登山道を辿り、やや下っていくと、進む先に小イワオヌプリの岩峰が見えてきて、まもなくニトヌプリや大沼方面への分岐にぶつかる。ここまでで、のんびり歩いて30分ほどである。
分岐から
上を見ると、岩だらけの登山道を登っている人の姿が見える。ここからはクレーターの南端となっている手前のピークまでは火山礫と岩だらけの変化に富んだ急な登りが続く。周りはハイマツ帯で、登山気分を大いに楽しめるところでもある(5)。振り返ると、笹原の斜面にジグザクに付けられた登山道に傷跡のような痛々しさを感じるその先にニトヌプリの双耳峰が見える。

やがて、馬蹄型をしたクレーターの南端に出る。外輪山の尾根からその東斜面をトラバースするように道は続く。
右下には白い火山砂や火山礫が平らに広がる荒涼としたクレーターを見下ろしながらの歩きである。クレーターの中で遊んでいる家族の姿も見える。また、石を並べてNIKI SHINYUと描かれた大きな文字も見える。前に来たときにもこの中に石を並べた文字が描かれていたが、今回のはかなり大きなものである(6)。
トラバースする道を登っていくと、緩やかな稜線に乗り、頂上が見えてくる。ガスが掛かったり晴れたりといった状況である(7)。
やがて荒涼とした山肌むき出しの頂上へと到着である。頂上標識の周りには石が積み上げられ(8)、その周りでは数組の登山者がくつろいでいる。
本来であれば、ニセコ連峰の山々を全部見渡せる展望台の山なのであるが、残念ながら、ガスの中で、直ぐ向かいに見えるはずのニセコアンヌプリさえも見えず、初めてニセコの地を訪れ、山に登ったNaさんには残念な結果となった。ただ、1時間ほどの山であるが、それなりに変化に富んだ登山気分を味わうには十分な山だったようである。

ガスが濃くなってきて寒くなったので、15分ほどで下山を開始する。下山は、クレーターを一周するコースを採り、頂上から南西に延びる尾根を下る。クレーターの縁を下りながら、もとの登山道に合流する。
そこから分岐までは、浮き石やザラザラの火山礫が多く、滑るので慎重に下る(9)。そこさえ通過できればあとは心配ないが、最後の段差のある急な階段がこれまた辛いものがある。無事登山口に着いて、あとは新しくなっていた五色温泉への入浴である。
古いときの五色温泉しか知らないので、すっかり立派で快適な温泉に生まれ変わっていたのにはびっくりする。汗を流し、着替えをし、さっぱりして温泉を後にする。札幌へ向かうNaさんを倶知安駅まで送って、帰路に就く。