蝦夷松山(667m)C〜雁皮山(743m)B  陣川温泉コース   単独  08,04,17

初夏を思わせる陽気の中、リハビリ登山第3弾・・・後半のアップダウンの激しい狭い岩稜歩きも含めて4時間弱

自宅 8:45
登山地点下山
 9:15
10:05
10:30
11:10
登山道分岐
林道交差地点
蝦夷松山
雁皮山
13:35
12:50
12:30
11:45
[1:55]所要時間[1:50]
14:00 帰宅
 函館市市街地北東部の高台にある四稜郭の後ろに連なる山である(1)山名の由来はエゾマツとシラカバやダケカンバ(この辺りではガンピと言う)に因るのであろうが、エゾマツは全然見当たらない。登山口は、陣川温泉の奧に続く林道の栗の木公園である。
 
 リハビリ登山第3弾として、3年ぶりに少し距離の長いこの2山に挑戦。蝦夷松山から雁皮山の間は、アップダウンの続く狭い岩稜の稜線歩きも待っている。昨年の『山と渓谷』10月号の「隠れ名山シリーズ」に、拙稿が掲載されている山でもある。

 お勧めは、栗の木公園に車を置いて、四国88カ所の石仏巡りをしながら登山道分岐まで20分ほど歩くことなのだが、今回は、その登山道分岐まで車で入った。

○まずは、蝦夷松山へ

  木々がまだ芽吹く前なので、登山道もスッキリとして明るい感じで、気持ちも軽い(2)。歩いてる内に暑くなり、すぐに半袖のTシャツ一枚になる。足元にはエンレイソウやキクザキイチゲなどの花が迎えてくれる。中に青花のキクザキイチゲもちらほら目につく(3)

  やがて、トドマツの人工林に入っていくが、間伐作業がすでに始まっているようで、林がやけに明るい。足元には、この道沿いに昔設置されていた磯谷発電所からの亀田送電線の残骸である木製の電柱が寝かされ、碍子があちこちに落ちている。歴史を感じる道でもある。


 左手に、これからであれば木々の葉に隠れて見えなくなる蝦夷松山の岩峰が覗く(4)。この時期ならではの魅力であろう。ここ数年、この辺りの人工林の整備作業が進み、それに伴い、登山道も常に整備されている。蝦夷松山ピーク直下の岩場までは非常に歩きやすくなっているし、立派な登山道標識も数カ所に設置されている。

 人工林を抜けて、向きを北側に変えると、正面に蝦夷松山の尖ったピークが見えるようになる。やがて、頂上直下の岩場に入っていく。ここからが蝦夷松山の頂上までの核心部で、初心者は手こずる場所である。岩の上には可愛いヒメイチゲが迎えてくれる(5)

 岩を縫うように登っていくと、ロープが現れる。新しいロープに取り替えられてはいるが、3年前に何気なく掴んだ古いロープが切れて、落ちた経験があるので、どうしても必要な所以外は掴まらないようにした。

 どこのグループが整備しているのか不明だが、初めて目にしたロープで設えた縄ばしごのような物も設置されていた(6)。緊張の岩登り状態を抜けると、お馴染みの岩に結びつけられた頂上標識に迎えられて、4回目の頂上である(7)

まだ雪に覆われている横津連峰は雁皮山への稜線の影で見えないが、それ以外の展望は、やや春霞みで霞んではいるが、欲しいままである。

 東側には、三森山が(8)、南側には恵山から津軽海峡、函館山と市街地、函館平野が広がる。

 ○稜線上を雁皮山へ 
 今日はここがゴールではない。5分ほど休んで、さらに奧に続く雁皮山を目指してスタート(9)ここから先は、狭い岩稜の道で、岩の間を縫ったり、岩壁を巻いたりとアップダウンの激しい歩きが続く。特に東側は足元からほぼ垂直に切れ落ちているところが随所にあるが、周りの木々に掴まりながら歩くことができるので、怖さは少ない。



 途中3つほど大きなピークを越えて進む。時折、左側に函館平野の展望が広がる。特に何も邪魔が無くスッキリと見えるのは、雁皮山手前の700ピークの「石楠花山」である(10)

 石楠花山を越えると、指呼の間に目指す雁皮山頂上が見える(11)途中のコルには、まだ雪が残っていた。それを踏み抜かないように恐る恐る越えて、最後の登りに掛かる。

 スタートしてから2時間に5分お釣りが来て3年ぶりの頂上。もちろん誰もいない静かな頂上だ。微かに白い横津岳が木々の間から覗く(12)展望は蝦夷松山のそれとは大差ないが、ここもまだ白い横津連峰が木々に邪魔されてスッキリ見えないのが難点だ。

 初夏を思わせる暖かさに驚く。20℃はあるのではないだろうか・・・?簡単に腹ごしらえをした後、敷物を敷いて昼寝態勢に入ったが、山では未だかつて一度も昼寝ができたことはない。やはり、眠気も来なかった。


○下山
  35分ほど休んで、下山開始。ずっと辿って来た蝦夷松山までの細い稜線とアップダウンと登り返しがきつそうだ(12)途中でギョウジャニンニクを1食分だけいただく。 蝦夷松山までは登り返しが結構あるので苦しいが、あとは下りのみである。10分ほど休んで、さらに下山を続ける。

 1月末以来のややハードな歩きに、やはり体力の低下を実感する。ペースは、3年前に比べて片道それぞれ10分ほど遅かっただけである。それでも、標準時間よりは速いようであるが、下りで膝周りに痛みを感じたり、足元の不安定な所ではバランス感覚やリカバリ能力にやや不安を感じた。また、この程度の山であれば、途中で腰を下ろして休むことは殆どないのだが、4回ほどしっかりと座って休んだ・・・・追々、焦らずにこのようなリハビリ登山を繰り返しながら、徐々に体力回復に努めるしかないのであろう。

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